【軟式グローブ】内野手用と外野手用の違いとは?
野球は、ポジションごとに求められるスキルが異なりますので、使用するグローブもそれぞれ特徴があります。内野手と外野手で用いるグローブの形状や機能が異なるため、適切なグローブ選びが重要です。この記事では、内野手用グローブと外野手用グローブの違いについて解説します。
軟式野球グローブの基本
まず、軟式野球のグローブには、全体的に硬式グローブに比べて柔らかい素材が使われています。これは軟式ボールの特性に合わせており、柔らかいボールに対応するためにグローブも柔らかくなっています。また、軟式野球はアマチュアスポーツとしても非常に人気が高く、幅広い年齢層のプレイヤーがいます。そのため、サイズやデザインも豊富に展開されています。
内野手用グローブの特徴
内野手用グローブは、素早いボールの捕球と送球が求められます。そのため、以下のような特徴を持っています。
・コンパクトな設計
内野手用グローブのコンパクトな設計は、内野での迅速な動作に対応するために非常に重要です。手のひらにぴったりとフィットするデザインにすることで、グラブ操作を素早く正確に行えるようになります。また、ダブルプレーやタッチプレーなどの瞬時の判断が求められる場面では、手の自由度が高いことが不可欠です。そのため、手の甲部分が厚すぎず、手を自然に曲げやすい柔軟性が求められます。
・浅めのポケット
内野手用グローブのポケットは、ボールを手に取りやすいように浅く作られています。これにより、グラブからボールを素早く取り出して次のアクションに移ることが可能になります。特に、ゴロを捕球した後に素早く送球する必要がある場面や、ボールをすばやく他の内野手へトスする際に、この浅めのポケットが役立ちます。浅いポケットはボールの捕球面が広がり、小さな動きでボールを確実にキャッチできるように助けます。
・指の独立性
内野手用グローブにおける指の独立性は、それぞれの指が自由に動かせるようにするための機能です。指が自由に動くことで、グラブ内でボールをコントロールしやすくなり、迅速な送球を実現します。指の独立性は、特に難しいプレーをする際や、柔軟な捕球姿勢を取る必要がある時に重要な役割を果たします。指の部分がそれぞれ独立していると、グラブを着けたままでも指の感覚が鈍くなりにくく、より繊細なボールハンドリングを可能にします。
内野手用グローブは、特にセカンドやショートのポジションで重宝されます。ボールの取り扱いが多く、ダブルプレーなど高度なプレーが求められるため、それに対応する機能性が重視されます。
外野手用グローブの特徴
・大きめの設計
外野手用グローブは、外野の広いフィールドで飛んでくるボールを捕球するために、大きめのサイズが選ばれます。大きなグローブは、ハイボールやライナーを捕球する際に大きな面積をカバーし、捕球範囲を広げることができます。また、外野手は通常、内野手よりもボールを投げる距離が長く、大きめのグローブはその際にボールをしっかりとホールドし、強いスローイングをサポートします。
・深めのポケット
外野手用グローブの深いポケットは、ボールを確実に捕球し、落球のリスクを減らすための設計がされています。特に、外野手はボールを追いかけてランニングキャッチをする場面が多いため、深いポケットはボールが飛び出さないようにしっかりとキャッチするのに役立ちます。加えて、深めのポケットは、ジャンピングキャッチやダイビングキャッチの際にもボールを確保しやすくなります。
・長い指部分
外野手用グローブの指部分が長い設計は、捕球範囲を最大限に広げるためです。長い指は、特に横方向や上方向にボールを捕球する際に有利であり、外野手が大きなリーチを持つことができます。指が長く設計されているグローブは、フェンス際でのキャッチや、他のフィールダーとカバー範囲が重なる場面でのプレーにも適しています。また、長い指部分は、ボールの衝撃を分散させ、手への負担を軽減する効果もあります。
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